ビール醸造所からの便り

「地ビール」はじめの一歩

2009.12.31 エチゴビール株式会社本社工場

★醸造所からのメッセージ

全国の地ビールより一歩先んじて、ブルーパブ(醸造プラントとパブが複合した、できたてのビールがその場で飲める施設)を開き、地ビール第1号となったエチゴビールは、これまで人々に馴染みが薄かったタイプのビールをわが国に定着させるべく、日々「トライ&エラー」を続けてきました。

現代用語辞典「知恵蔵」によると、「地ビール」の解説は次のような簡潔な記載ではじまっています。「日本の地酒のビール版。気候風土や地域文化の独自性で、開発・製造されたオリジナルビール」

地ビールが誕生したのは、規制緩和による酒税法改正がきっかけです。1993年夏頃のことでした。当時はまだ、1メーカー当りの年間最低製造数量が大幅に引き下げられるということしか分からず、その量がいったい何キロリットルになるかに興味が集中していました。1994年通常国会に酒税法改定案が提出され、2月2日付新聞各社は「地ビールにゴーサイン」と大きく報じました。年間最低製造量は二千キロリットルから六十キロリットルに引き下げられ、「地ビール事業」に参入を表明する個人・企業が多数名乗りをあげました。

エチゴビールは、この2月に試験醸造免許を申請し、7月にはパイロットプラントも完成し試験醸造を開始しました。パイロットプラントは導入予定の機械を小型化したものですが、日本製ではないため電気系統の故障に対応できなかったり、濾過がうまくいかなかったり仕入れた麦芽が湿気ってしまったりと今では笑い話しのような失敗を山ほどしました。折りからの猛暑とほとんど毎日徹夜に近い状態での作業が続きましたが、苦労しながら100回以上の試験醸造を経てうまくいった時の喜びはひとしおでした。
1994年12月に本製造免許を取得し、翌年2月には全国で初めてブルーパブをオープンしました。

高橋定孝氏は、地ビールの命は「フレッシュネス」と「ローカルプライド」が一つの原理と言われています原材料の生産からビールの製造、その流通・消費までが「フレッシュネス」を保証し、その生産と消費が直接顔の見える距離でなされることにより「ローカルプライド」を互いに確認できる範囲ですべて行われていることが大切と述べておられます。アメリカでも「地ビール」について「ローカルプライド」という言葉をよく使います。しかし「地域の誇りを持つ」という以前に「地域の誇りたりうるような製品を生み出す」ことが大切ではないかと考え「ローカルロマンティシズム」を合い言葉に、地域に「ビール文化」が生まれ全国に定着することを望むものであります。



★エチゴビールのご案内

(1)「全国第一号・ビールの源流を再現したクラッシックビール」
越後の自然が育んだ「おいしい水」とヨーロッパの厳選された素材を使用し、ドイツのビール職人が丹精込めて醸造しています「本物のビールをより多くの人たちに知ってほしい」と願い生まれたビールです。自然の中にたたずむブルーパブの白い建物は、ヨーロッパの教会をイメージさせます。併設の「ブルーパブ」ではガラス越しに醸造風景を見ながら、常時6~7種類の出来立てビールとシェフ自慢の料理を楽しむことができます。

(2)「個性を主張するビールたち」(商品紹介)
■350ml缶ピルスナー:「麦芽100%ビール」ピルスナーのオリジナルポップとされるドイツ・ザーツ産ホップのみを使用し、豊かな香りと苦みを再現。
■350ml缶ビアブロンド:「麦芽100%ビール」エール酵母特有のフルーティな香りと高級アロマポップの爽快な香りが特徴です。
■350ml缶こしひかり越後ビール:新潟産「こしひかり米」を使用したスッキリ喉ごしのよいキレのある辛口ビールです。
■330ml瓶無濾過ビール:1.ヴァィツェン2.ペールエール3.アンバーエール4.スタウトの他に常にシーズナブル ビールを準備しております。
※10月より、ビールマニアスペシャル(頒布会)を開催します。8月中旬より予約開始。ビールマニアのための品揃え(毎月限定醸造ビールを6ヶ月お届けします)をお楽しみください。

(3)商品の入手方法
お電話・FAXでの注文も承っております。(フリーダイヤル)0120-72-0640(FAX)0256-72-7441

(4)ブルーパブの紹介
1.住所:新潟県西蒲原郡巻町福井3970
2.TEL:0256-72-0640 FAX:0256-72-0824
3.営 業:
■平日/11:00~21:00
■休日/10:00~19:00
■定休日/第1・3水曜日
4.交通手段:
■JR越後線巻駅から車で15分
■北陸自動車道巻潟東ICから車で約20分

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